中途半端な備え(被害大でした)

台風15号は最悪のコースを通り、大きな被害を受けてしまいました。

当初の予定コースより右側を通り、さらに右カーブしたため、暴風圏に入ったまま進行してしまいました。9日になる前ぐらいでは風もまったくなかったため、すっかり安心していましたが、午前4時ころから吹き始め、最大瞬間風速は40m。家は揺れ、時折りがたんと何かがぶつかるような音もありました。

その結果、6時過ぎに屋根瓦が落ち(結果は1枚だけ)、さらに耐久年数は過ぎていましたがタワートップのGPが折れ、さらにはHFのエレメントが縦に曲がってしまいました。それよりも朝方から停電に見舞われ、昨夜は電気のない一夜を明かしました。ただ、発電機で扇風機を回し、携帯用のバックアップ電源でLEDライトをつけたため、少しは気が楽でした。一時は車の中でテレビを見ながら、朝まで寝ようかとも思いましたが、部屋も窓を開けっぱなしにすれば、結構涼しく、朝方は寒いぐらいでした。そのおかげで今朝はのどが痛くて…。

結局、電気が復旧したのは今日の午後1時前。2日連続のオートキャンプはしなくてすみましたが、アンテナの修理、それと停電のおかげで携帯やネット回線がまったく使えないため、これから相当の労力を必要としています。
屋根の修復は仕事上でお世話になった方が、その道のプロなので、無理言ってお願いしてしまい、明日以降の雨の心配はなくなりました。日頃のお付き合いの大切さが身に沁みました。

しかし、まだ電気が復旧しないところもたくさんありますが、今回は不思議な停電でした。同じ市内でもしているところ、していないところが細切れ状態。家から2~3キロの隣町は点いていて、その先の香取市はダメ、利根川を越えた神栖市は普通どおりの生活。何なんでしょうね?

3.11を経験して懲りていたはずなのに…。やっぱり備えは中途半端でした。ただ、前回は水も出ず、ガソリンも食料品も何も買えない状態でしたが、今回は幸いにも水は出るし、車を10分も走らせれば、何でも買える状態だったため、前回ほどの緊迫感はありませんでした。またいつかこんなことがあったらと思うと、もう一度備えの再点検をしなければと反省しています。