身の程知らずと言われそうですが・・・

1級試験に挑戦してきました
これまで頭の片隅にも無かった上級試験。つい話のはずみ(10と14にも出られるという理由だけ)で「受験料を納めちゃえば、勉強しないわけにはいかなくなるだろう」という甘い考えのもと、申請のボタンを押してしまいました。
 
申し込んだのが2月1日。そこから少しづつ勉強を始め、過去の問題をDLして、挑戦を始めました。法規は時間さえかければ大丈夫だろうと思い、まずは工学専門。最初は常に平均70~80点。到底合格点には達しません。違う問題をやるたびに自信を失い、何度も諦めムードが漂いましたが、2か月の間ほぼ毎日少しは問題とにらめっこでした。
 
ところが3月中旬になってもまったく合格範囲に入りません。これではとても無理と考え、新たに発行された問題集を購入し、元々できそうにない問題は諦め、確実に点を取る方法に方向転換。試験数日前になってようやくたまに合格ラインを越えられる(それでも本当にごく稀にです)ようになったところで、試験当日を迎えてしまいました。
 
勉強した(ヤマを張った?)ところが試験に出ることだけを祈って迎えた試験当日。朝6時20分発の高速バスに乗り、会場到着が8時過ぎ。もしかすると1番乗りかなと思っていたら、すでに数人来ていました。無駄とは思いながら、会場で法規のおさらい。受験したのは3教室で200~300人でしょうか。予想どおり平均年齢はかなり高め、女性も数人見かけました。
そして9時30分試験開始。過去の問題中心ですが、かなりひねってある感じで、今回で2回目の電信関係は当然ながら新問題。何問かは迷いましたが、まあどうにかなるだろうと1時間15分ほどで退出。さすがに緊張で食欲も起きず、近くのショッピングモールの喫茶店で軽い昼食をとりながら、工学の復習。最後のあがきは公式の丸暗記と解ける計算問題だけ再確認。
 
午後1時。工学の試験問題を開いた瞬間、頭をよぎったのは「マズイ」。1ページ目だけですでにヤマが外れています。新しいというより、問題集から少しずつひねってある感じでした。とにかくできるものだけ、やってしまおうと答えがすぐに出せないものは後回しにして、最後までひと回り。1周目で答えを入れられないのが8~9問。これだと残りすべて正解でなければ完全にアウト。動揺を押さえながらひとつずつ潰しにかかり、最後は完全にヤマ勘。開始から1時間半ほどで、これ以上どうにもならないと判断し退出しました。
 
会場を出て、喫茶店でドキドキしながら採点。完全に答えが合わせられる問題だけだとかなり微妙・・・。問題集に答えが出ていない部分に期待を寄せながら帰途に。今回も帰り道で秋葉原に寄りましたが、さすがに疲れ果ててしまい、いつものコースをひと回りだけ。秋葉原に寄りながら初めてまったくお金を使わないで帰ってきました。
 
さて、結果です。いろいろな情報をトータルすると法規はたぶん大丈夫と思うのですが、問題の工学がギリギリ・・・(初めて試験を受けた電話級の時もほぼ一夜漬けでこんな感じでした)。マークシートの記入ミスもあり得るので、あとは運に任せるのみです。明後日夕方に問題と解答がアップされるようですが、結果発表まで不安な毎日になりそうです。
 
しかし、今回は本当に疲れ果てました。2月の勉強開始から最後は昼休みにまで問題集。ある時は夢にまで見ました。不思議なことに夢に出た公式は正しいもので、これだけは完全に覚えました(残念なことに問題には出ませんでした)。試験当日の緊張感も最悪。こんなに緊張したのはいつ以来でしょうか?もう二度と経験したくない(落ちたら再挑戦なんて考えられないかも・・・)というのが正直な感想です。
 
いろいろな書き込みを見ると今回の工学は簡単で、法規が難しかったと言われていますが、あれが簡単なんてとても信じられない。今回、最初に使ったのが完全丸暗記の参考書。でもこれでは合格はまず不可能と思います。問題はかなりひねってあるし、当然数値も変わっていました。それと過去の問題はかなりの部分で有効ですが、これも何度もやっていると同じ部分の答えばかりが頭に残ります。これだと少しひねりを入れられると迷いが出てきますので、やっぱり根本から理解をしないとダメなんでしょうね。
そういう意味でも二度とこの緊張感は味わいたくありません。本当に身の程知らずでしたが、あとは天に祈るばかりです!